【実録】母の葬儀で喪主を体験。看取りから葬儀までの流れを解説します。

【実録】母の葬儀で喪主を体験。看取りから葬儀までの流れを解説します。 体験談

大体の方が、病院か自宅あるいは介護施設で亡くなられることが多いと思います。

私の母は、病院で息を引き取ったので、今回は私の体験談をお話していこうと思います。

亡くなった後、病院でやること

すぐに葬儀会社に電話をする

病院から電話があって、身元引受人の私が到着したのは1時間後くらいでした。

身元引受人が到着し、亡くなっているのを確認した時刻が死亡時刻となります。

医師から死亡時刻を告げられると、体に取り付けてあった器具(心拍、血圧の機械など)

が全て取り外されます。

そして、看護師から「葬儀会社はお決まりですか?電話をして、何時に病院に来られるか確認をお願いします。」と話があります。

私の母は、葬儀会社に毎月積み立てをしていたので、その葬儀会社に連絡をしました。

筆者
筆者

積み立てをしている葬儀会社がある

ということだけ知っていて、内容や金額

は全く知らなかったのが反省点です。

葬儀会社に連絡をすると、1時間後には来れるとのことでした。

私が葬儀会社に連絡をしたり、家族親族に連絡をしている間に病室では、看護師さんが遺体を清めるために体を拭く 「清拭」 や衣服を着替えさせる 「身繕い」 化粧を施したりする 「死化粧」 をしてくれていました。

病院の霊安室でお見送り

葬儀会社が到着するタイミングで、病院の霊安室に移動し、複数人の医師と看護師がお焼香をしてくれました。

その時、その場にいた我々と親族もお焼香をしました。

その後、到着した葬儀会社の車に遺体を乗せて、葬儀場へと向かいます。

そのまま葬儀場へ向かうか、一度自宅の前を経由して葬儀場に向かうか、選ぶことができたので一度自宅の前まで帰ってもらうことにしました。

自宅の駐車場に着き、その後葬儀会場へと向かいました。

葬儀場へ向かうまでの費用も請求されます。

自宅へ経由して葬儀場へ向かう場合は、追加の費用がかかっている可能性が高いです。

私の場合は車内で「どうしますか?」と尋ねられました。

追加で費用がかかるのでは?と思いましたが、母が亡くなったばかりでお金のことを聞く勇気はありませんでした。

後日請求書を見て、追加で請求されているような書き方だったのでそこで初めて気づきました。

葬儀会場に着いたらすること

お寺に葬儀のお願いをする

葬儀会場に到着すると、すぐに「お付き合いのあるお寺はありますか?」と葬儀会社の方から聞かれます。

筆者
筆者

選ぶお寺は慎重に!!

私はここで、祖父母に言われるがままのお寺に頼んでしまったので、後悔することになってしまいました。

先祖代々のお墓がある菩提寺(ぼだいじ)があり、今後もそのお寺と付き合っていくのであればいいのですが、

お寺とのお付き合いはない方、お墓を建てる予定ない方はまず、そのことを葬儀会社に相談してみてください。

お寺が決まっていてもいなくても、葬儀会社に相談してみてから電話を掛けると安心です!

葬儀会社の方はたくさんのお寺と付き合いがあるので、いい情報も悪い情報も持っています。

通夜、葬儀の打ち合わせ(2日目)

2日目は通夜と葬儀の打ち合わせが朝からありました。

ここで、様々なものにかかる具体的な金額をひとつずつ選んでいきます。

棺桶や骨壺、花の種類や色など細かいところまで打ち合わせをしていきます。

ここで初めて金額を提示され、何も調べず式場を選んだことを後悔しました。

筆者
筆者

一度式場を決めて遺体を引き取ってもらったら

途中で式場を変えることはできないので

慎重に!!!

母が積み立てをしていたという理由だけで決めてしまいましたが、母はまだ3分の1の費用しか積み立てが終わっていませんでした。

残りの3分の2の費用。プラスで花や骨壺のグレードアップ、香典返しの品やお弁当の費用など、

積み立て金額に含まれているものは基本的な最低限のもののみで、さらにそこから追加して決めていかなければなりませんでした。

お通夜

亡くなった次の日の20時からお通夜を行いました。

来てくださった方ひとりひとりへの挨拶と、

お通夜の時間を合わせて1時間くらいで終わりました。

2日目にやったこと

2日目は朝から通夜と葬儀の打ち合わせ、そして夜にお通夜を行いましたが、

それ以外にも、喪主としてしなければならないことがたくさんありました。

まず、お通夜と葬儀のときに会場で流す音楽を決めました。

母は音楽が好きでCDをたくさん持っていたので、その中から選びました。

後は、式中にスライドショーを流して生前の様子を振り返るというものがありました。

写真を20枚ほどデータで送ってほしいと言われたのでその写真選びと同時に、遺影の写真も選びました。

また、葬儀の時の喪主の代表挨拶の内容も考えました。

そして、お通夜に何人、葬儀に何人、火葬まで一緒に同行して昼食を用意しなければならない人数は何人かなど、決めなけらばならないことが多かったです。

私は、父親もおらず兄妹もいないので、全てひとりで用意しなければならなかったのが本当に大変でした。

お葬式(3日目)

10時からお葬式が始まり、1時間半ほどで終わりました。

終わったらすぐに火葬場へと移動しなければならないので、参列してくださった方へ満足な挨拶はできない状況でした。

火葬場へ移動してから、昼食を食べ、火葬の順番がまわってくるまでは、待機をしていました。

火葬が終わって、骨を骨壺に入れて終了となります。

全て終わったのが15時頃で、骨壺を持って自宅へ帰りました。

葬儀から火葬、全て終わるまで5時間くらいでした。

お布施を持ってお寺へ

お布施
photoACより

葬儀の前に、お坊さんから「今日の17時にお寺の方へ来ていただいてもよろしいですか?」

と言われていたので、火葬が終わり15時時頃自宅へ帰り、17時にお布施を持ってお寺まで行きました。

お布施は30万円を包みました。

まとめ

葬式の費用とお布施の費用は合わせて約110万円でした。

母は貯金が全くなかったので、香典でいただいたお金と足りない分はすべて娘の私が支払いました。

そして何より、亡くなってから葬儀が終わるまで

筆者
筆者

忙しすぎる!!!

驚くほど忙しく、決めなければならないこと、やらなければならないことが多すぎました。

  • 亡くなったらすぐ葬儀会社へ連絡
  • お寺の手配
  • 通夜、葬儀の打ち合わせ
  • お通夜
  • 葬儀までにすること(遺影、音楽を決める、喪主の代表挨拶の内容を考える、棺桶に入れる品の用意、昼食の人数など)
  • お布施のお金の準備
  • お寺へお布施を持ってお礼に行く

そしてこの3日間に何度も母の家に必要なものを取りに行ったり、子供たちのこと、生後3週間の乳児をかかえての葬儀は本当に大変でした。

悲しむ暇も、ゆっくりお別れする時間もなく、葬儀を行うためだけに時間を取られすぎな気がしました。

最期に大切な人と、ゆっくりお別れする時間を作るためにも、生前に自分の葬儀内容や必要なもの、呼んでほしい人や、かけてほしい音楽、遺影の写真や、棺桶に入れてほしいものなど、細かく決めておけば、残された人も助かります。

自分の終活はもちろん、家族の終活も今のうちから考えて、最期のお別れがしっかりできるように準備しておきましょう。

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